フライメディア 2020年3月13日(金) 18時0分
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上海ではこれまで、オフィスビルやショッピングモールはもとより、居住区に入るときに検温、情報登録が義務化され、実施されていたが、今回はさらに、「健康コード」というQRコードが登場した。
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上海では、新たな感染者数が減少し、企業活動も在宅勤務中心だが少しずつ再開、感染抑制ができてきたとも言われるが、未だ1月下旬に発動された感染症に対する最大限の警戒を示す「重大突発公共衛生事件一級(重大かつ突発的な公共衛生事件一級)」対応が解除されておらず、厳格な管理や規制は今なお続いている。
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これまで、オフィスビルやショッピングモールはもとより、居住区に入るときに検温、情報登録が義務化され、実施されていたが、今回はさらに、「健康コード」というQRコードが登場した。地方から上海にもどってくる人も増えてくる中で、感染拡大を防ぐ新たな対応策として打ち出された管理システムで、ここでもQRコードが大活躍!さすが、「QRコード大国」と呼ばれるだけある。
この健康コードは「随申嗎(スイ・シェン・マァ)」と言い、「赤・黄・緑」の3色で個人の健康状態が示される。デジタルの健康証明書になる。
病院、小区(居住区のコミュニティ)、オフィスビルやショッピングモールなどの施設エリアへ入るときなどに、このQRコードの色を見せて使う。健康コードが緑色であれば検温や登録だけで入場OK。黄色や赤色の場合は、公共施設への入場が制限され、別途、隔離などの対応があると説明されている。
コードの色を見るだけで、その人の健康状態が分かり、「非接触」で健康チェックができるため、行政もこの健康コードを利用することを推奨している。このコードにアクセスするたびに健康情報が更新され、リアルタイムでの健康チェックができる。
この健康コードを入手するには、ウィーチャット(微信)などのミニプログラムにアクセスし、登録することが必要。ちなみに、現在、外国籍の人が入手する場合は、アリペイ(支付宝)APPから登録が可能(2020年3月11日現在)。
そのほか、感染ルートを特定したり、濃厚接触者をいち早く連絡したりできるように、地下鉄乗車時で、車輛ごとに乗車登録をすることも推奨されている。ウィーチャット又はアリペイなどで、地下鉄各車両に貼られたQRコードをスキャンし、出てきた画面に自分の携帯番号を入力して登録。
路線を乗り換え或いは車輛を変えるごとに同じ動作を繰り返し、登録する。感染者が出たときに、同じ車輛で、同じ時間帯に利用した人たちに連絡ができるという仕組み。(提供/フライメディア)
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