新型コロナウイルスと戦うイタリアを支援するための中国医療チームは、約12時間の飛行を経て、ローマに到着しました。

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　中国政府の派遣で、国家衛生健康委員会と中国紅十字会の専門家9人から中国医療チームは12日、防護用品などの緊急物資を積んだチャーター機で上海からローマに向かったものです。イラン、イラク向け派遣に続いて、中国政府から海外に派遣された第三陣の医療チームとなります。チャーター機で運ばれた31トンの医療物資にはICU用設備、医療防護用品、抗ウイルス剤、健康な人の血漿、回復した感染者の血漿などが含まれています。

　報道によりますと、中国国家衛生健康委員会と世界保健機関（WHO）は世界複数の地点を繋いでビデオ会議を開き、新型コロナウイルスの予防・抑制における中国の経験を分かち合いました。この会議には、関係国の中国駐在大使館や国際機関の代表らは北京会場で、WHO西太平洋地域事務局と関係国の代表はビデオで参加しました。

　WHOのテドロス事務局長は挨拶に立ち、新型コロナウイルスの予防・抑制に関する中国の経験を高く評価し、世界範囲の封じ込め活動に対する中国の支援に感謝の意を示し、「この世界的な公衆衛生上の挑戦に共同で立ち向かおう」と国際協力の強化を呼びかけました。

　同じ日、中国の呼吸系専門家で、中国工程院の鍾南山院士と重症看護チームは米ハーバード大学医学大学院の関係者とビデオを通じて交流し、新型コロナウイルスの感染者、とりわけ、重症者の治療経験、薬品、治療方法などについて経験を共有しました。（Mou）