【CRI時評】世界は「感染症」とどう闘うか

CRI online    2020年3月14日(土) 11時15分

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北京時間3月13日12時点(日本時間同日13時)で、中国を除く122の国と地域で新型コロナウイルスへの感染者が確認され、病例は5万2427例、死亡例は累計で1793例に上った。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、新型コロナウイルス肺炎は「パンデミック(世界的大流行)」が...

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 北京時間3月13日12時点(日本時間同日13時)で、中国を除く122の国と地域で新型コロナウイルスへの感染者が確認され、病例は5万2427例、死亡例は累計で1793例に上った。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、新型コロナウイルス肺炎は「パンデミック(世界的大流行)」が始まったと指摘し、今後数週間には確認感染者数、死者数、そして影響を受けた国と地域の数はさらに増えると予想すると述べ、「われわれは新たな段階に入った」とした。

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 新たな段階に入ってから、世界は感染症とどう闘うのか。WHOのブルース・エイルワード事務局長補は、中国の感染症との戦いの最も重要な経験は「スピード」だとの認識を示した。わずか1週間余りで病原体が新型コロナウイルスであると突き止め、WHOならびに他の国とウイルスの遺伝子配列を迅速に共有し、たった10日間で、病床数計2500床余りの臨時病院を2ヵ所建設し、中国のスピードは他国が感染症流行の防止・抑制の準備のための時間を稼いだ。

 しかし残念なことに、中国が勝ち取った時間はすべての国で大事にされていない。ヨーロッパを例にとると、新型コロナウイルスは現在、ヨーロッパのほぼすべての国で急速に広がっており、ひいては感染源がはっきりしないまま地域社会に広がった病例もある。

 現在、中国は関連国と感染症流行防止・抑制の経験を共有し、薬物やワクチンの研究開発を共同で行うとともに、感染が拡散している一部の国にできうる限りの援助を提供している。また、中国はWHOに2000万ドルを寄付し、同組織が行う感染症との闘いに関する世界的行動を支援すると宣言した。

 経済がグローバル化した時代では、感染症流行のような重大な突発事件に終わりがない。どのような試練に直面しても、人類にとって最も強力な武器は結束と協力なのだ。(CRI論説員)

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