「習近平氏の像を建てよう」セルビアの政治団体が提案、実現の可能性は…―米メディア

Record China    2021年5月28日(金) 10時20分

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米ブルームバーグは、セルビアの政治団体・ユーゴスラビア新共産党が首都ベオグラードの公園に中国の習近平国家主席の像を建てることを提案していると報じた。写真はセルビア。

米ブルームバーグは、セルビアの政治団体・ユーゴスラビア新共産党が首都ベオグラードの公園に中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の像を建てることを提案していると報じた。米華字メディア・多維新聞が26日付で伝えた。

報道によると、同団体の代表で立像プロジェクトを推進するAleksandar Banjanac氏(38)は中国による巨額の投資や新型コロナウイルスワクチン支援に感謝を示し、「セルビアの人々は真の友人を大切にしている」「(立像は)象徴的なものだが重要な姿勢を示すことになるだろう。(中国の)すべての支援に感謝する」と述べたという。

セルビア政府はこの考えを支持するかどうかはまだ明らかにしていないものの、記事は「新型コロナの流行期に、セルビアが西側よりも東側(中国)に偏っていたことは疑いようがない」と指摘している。

2020年3月に欧州で新型コロナが広がりを見せた際、中国がセルビアに大量の医療物資を送り、ブチッチ大統領は「助けてくれた唯一の国」と称賛した。また、セルビアは中国製ワクチン370万回分を輸入、全人口の約27%が接種しており、EUの平均を大きく上回っているという。ブチッチ大統領自身も4月に中国製ワクチンを接種している。

記事によると、中国はセルビア唯一の鉄鋼メーカーや現地最大の金鉱業者などにおよそ80億ドル以上の投資を行っているとされている。(翻訳・編集/北田

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