プーチン大統領「今後は中国とドイツが超大国に」、中国との軍事同盟の可能性も示唆―独メディア

Record China    2020年10月27日(火) 9時40分

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24日、独ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトは、ロシアのプーチン大統領が、今後は中国とドイツが超大国になるとの見方を示し、中国との軍事同盟締結の可能性も示唆したと伝えた。写真はベルリン。

2020年10月24日、独ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトによると、ロシアプーチン大統領が、今後は中国とドイツが超大国になるとの見方を示し、中国との軍事同盟締結の可能性も示唆した。

記事によると、22日にモスクワで行われたヴァルダイ国際討論クラブ主催のネット会議に参加したプーチン氏は「米国英国、フランスが世界に与える影響力は低下しており、中国とドイツが政治や経済において実力を強化し続けている」との考えを示した。また、「米国が世界的な問題についてロシアと議論する用意がなければ、ロシアは他国と議論する」とも語ったという。

プーチン氏はさらに、「米国はもはや米国例外主義で問題を解決することはできない」と批判。「米大統領選を控え、新政権が安全保障や核兵器抑止などの問題についてロシアと対話することを望む」と語った。

このほか、「われわれは中国と軍事同盟を結ぶ必要性はないが、理論上はその可能性を想像することはできる」と言及。これまでロシアは、中国と「戦略的パートナー」であったが、軍事同盟については双方が否定していた。プーチン氏はロシアと中国が軍事技術に関する機密を共有していることを明らかにし、「(これにより)中国の軍事的潜在力向上の助けになることを希望している」と述べたという。

プーチン氏は、「ロシアと中国の軍事協力強化は、間違いなく人民解放軍の防衛力を強化する。この協力関係がどのように発展するかは時間が証明するだろう。ロシアは中国とより緊密な軍事関係を結ぶ可能性を排除しない」と語った。

プーチン氏の発言について、中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は23日の定例記者会見で、「プーチン氏は近年、何度もヴァルダイ国際討論クラブの会議で中露関係についてポジティブな発言をしている。これは両国関係が高いレベルにあり、なおかつ特殊性を有していることを表している」と述べた。(翻訳・編集/山中)

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