Record China 2020年3月19日(木) 14時50分
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中国外交部の耿爽報道官は18日、在中国の米メディアの記者に対する制限措置に言及した。
中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は18日の定例会見で、在中国の米メディアの記者に対する制限措置に言及した。
米国務省は先月18日、中国メディア5社を「中国の宣伝機関」と認定し、米国支社の従業員の基本情報などの提出を義務付けた。今月2日には中国人の駐米従業員数を制限すると発表し、13日から適用している。
これを受け、中国は18日未明、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストの米3社に対し、中国で活動する記者の記者証を10日以内に返還するよう義務付けた。
中国の措置について会見で、記者から「彼ら(記者証を返還する記者)は10日後には必ず中国から出国する必要があるということか?」との質問が出た。
これに対して耿報道官はまず、「中国は米国メディアに対し、2020年末までに記者証の有効期限が切れる記者の名簿を4日以内に外交部新聞司に提出するように求めた」とし、「彼らの出国問題については、『中華人民共和国外国常駐報道機関と外国記者取材条例』(国務院第537号令)と中国の出入国に関する法律・法規、新型コロナウイルスの流行を含む実際の状況を照らし合わせて処理する」と説明した。
そして、「お伝えできるのは、米国は(中国メディアに対する制限措置を取った)当時、駐米中国人記者60人に対し、3月13日までに米国から出るよう要求したということ。われわれは何度も米国と協議し、新型コロナウイルスが流行していること、航空券が取りにくいことを考慮し、期限を伸ばせないか、融通を利かせることはできないかと尋ねた。しかし、米国は一切期限を延長したり、融通を利かせたりしなかった。中国は現状に基づいて米国人記者の出国問題を処理する。われわれの処理はより合理的で、より人道主義的なものになるだろう」とした。(翻訳・編集/毛利)
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