2013年11月13日、騰訊体育によると、先日、性別疑惑を掛けられた韓国女子サッカーのパク・ウンソン（朴恩善）選手について、イタリアメディアは「1人の選手の性別問題が国を挙げての議論となっている」と驚きをもって伝えた。

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パク選手は女性実業団チーム・ソウル市庁に所属するフォワード。容貌は男性に酷似している上、発する声まで低い。彼女は先ごろ、リーグの他チームの監督から「性別検査」を要求され、試合をボイコットすると脅された。ある女子選手は「私たちは彼女が女性だと信じていない」と話している。

普通に言えば、試合後にロッカールームで服を脱げばこの問題は解決されるのだが、選手が整形技術の発達した韓国出身であることが事情を複雑にしている。他チームの監督はパク選手にDNA鑑定まで求めたという。26歳の女性にとってこの行為は著しく礼に欠ける。ソウル市体育局は「性別検査の要求は受け入れない。これは人権侵害である」としている。

韓国ではこの問題はすでにスポーツの枠を超え、国を挙げた議論になっており、欧州メディアを驚かせるに至った。このニュースがカルチョの国イタリアで指折りのスポーツテレビ局メディアセットで、ゴールデンタイムにトップニュースとして放送されたことからもその衝撃度が伝わってくる。（翻訳・編集/北田）