Record China 2020年4月16日(木) 11時0分
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15日、中国メディアの新浪娯楽は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、8年間の試合出場資格停止処分を受けている男子競泳選手の孫楊に、東京五輪出場の可能性が出てきたと伝えた。
2020年4月15日、中国メディアの新浪娯楽は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スイス連邦最高裁判所への上告期限が延長されたことで、スポーツ仲裁裁判所(CAS、本部:スイス・ローザンヌ)からドーピング規定違反により8年間の試合出場資格停止処分を受けている男子競泳選手の孫楊に、東京五輪出場の可能性が出てきたと伝えた。
記事によると、五輪2大会で3個の金メダルを獲得した孫楊は、2月28日にスポーツ仲裁裁判所で、ドーピング規定違反を理由に8年間の試合出場資格停止処分を受けた。CASは所在地のスイスの国内法に準拠するため、CASの処分を不服とした孫楊と弁護士団は、スイス連邦最高裁判所に30日以内に上告すると宣言していたという。だが、新型コロナウイルス感染拡大により、スイス国内でも3月20日から厳戒態勢が敷かれ、スイス連邦最高裁判所が「3月21日から4月19日までの期間に提訴期限が設定された案件に関しては、延長を認める」という声明を発表したため、孫楊の上告期間も延期されたという。
そのほか、香港のニュースポータルサイト「香港01」の記事によると、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が2021年から施行する新ルールの中に、「ペナルティーを受けた選手は国際競技団体に処分の軽減を申請できる」という条項があり、来年1月になれば、孫楊は国際水泳連盟(FINA)に処分の再審理を求めることができるという。さらに、今年の夏に開催予定だった東京五輪は1年延期が決定した。孫楊はこれらを追い風ととらえているようで、浙江省で行われている中国代表チームの合宿に参加し、現在も練習を続けているという。
記事は最後に「孫楊はスイス連邦最高裁判所をすでに3回訪れ、上告の準備を終え、選手生命を伸ばそうと争っている」「上告後に孫楊側が勝訴すれば、孫楊は来年の東京五輪に出場することができる」と伝えている。(翻訳・編集/原邦之)
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