【CRI時評】中米両国は団結して感染症と戦うべきだ

CRI online    2020年3月28日(土) 12時55分

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中国の習近平国家主席は27日、米国のトランプ大統領と電話会談し、「現在の状況の下では、中米両国は団結して感染症と戦うべきだ」と明確に指摘した。中米両国の指導者が新型コロナウイルス肺炎に関して話し合ったのは1日足らずの内で2回目だ。 今回の中米指導者の電話会談には二つの背景がある...

中国の習近平国家主席は27日、米国トランプ大統領と電話会談し、「現在の状況の下では、中米両国は団結して感染症と戦うべきだ」と明確に指摘した。中米両国の指導者が新型コロナウイルス肺炎に関して話し合ったのは1日足らずの内で2回目だ。

 今回の中米指導者の電話会談には二つの背景がある。一つ目は米国での感染症の状況が急を告げていること。現在、米国はすでに新型コロナウイルス肺炎の感染症例が世界でもっとも多い国の一つになっている。二つ目は、感染症の予防・抑制活動の中で、一部の米国の政治家が感染症を政治問題化し、中国に汚名を着せるやり方で、中米両国が協力して感染症と戦う努力を損なっており、中米関係と全世界の感染症予防・抑制活動に深刻な妨害をもたらしていることだ。

 習近平主席は電話の中で、中国が感染症の予防・抑制活動を行う上で一貫して公開、透明、責任を負う原則を、明らかにし、一部の西側の政治家が中国の数値を「不完全」であると誹り、中国に責任を押し付けることを目論んでいることに対して力強く反論した。同時に、習近平主席は各方面が協調と協力を強め、G20特別サミットの成果を実施に移すよう希望した。今回のG20の初のテレビ会議は多くのコンセンサスに達した。各国がコミットメントとコンセンサスを具体的な行動に落とし込むことによってのみ、真に感染症と戦う国際協力を強化し、全世界の経済の安定に強力なパワーを注入することができる。

 米国のトランプ大統領は電話の中で、習近平主席がG20特別サミットで示した見解とイニシアチブに「賞賛」を表明し、米中両国が干渉を排除し、協力して感染症との戦いを展開することに精力を集中することを確保するために、自らが関与すると述べた。この姿勢は認めるに値する。人々は、米国が速やかに実際行動に移し、中米が団結して感染症と戦うために有利な条件を作り出すのを目にすることをいっそう希望している。

 現在、感染症が全世界を襲っている状況の下で、中米両国が団結して感染症と戦うことは世界に対する責任と役割でもある。中米は感染症と戦う上で、長期的な協力の伝統と協力のメカニズムを持っており、感染症の薬品研究開発の面でいずれも世界の最先端を走っており、双方の協調と協力は両国の17億の国民と世界70億の人々の幸福と関わっている。

 感染症との戦いで、中米は本来同じ船に乗っている。米国が速やかに実質的な行動に移り、中国と衝突せず、対抗せず、互いに尊重し、協力するウインウインの関係を発展させることを望む。(CRI論説員)

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