人民網日本語版 2020年4月7日(火) 22時40分
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武漢の人々がしばらく遠ざかっていた夜の屋台が復活し、ザリガニや焼肉が先頭に立って勢いを取り戻しつつある。写真はザリガニ料理。
武漢の人々がしばらく遠ざかっていた夜の屋台が復活し、ザリガニや焼肉が先頭に立って勢いを取り戻しつつある。3月30日、食品デリバリープラットフォームの美団外売が明らかにしたところでは、過去1週間近くに、武漢市ではデリバリー注文が3倍以上増加し、そのうち60%は夜間に発生し、飲食類の注文は前月同期に比べて50%以上増加したという。長江日報が伝えた。
デリバリーは都市の復興のバロメーターだ。美団外売洲頭ステーションの王●(ワン・パン、●は目へんに分)ステーション長は、「2月の頃は、人々がデリバリーで注文するのはマスク、薬品、またはスーパーの注文と決まっていた。3月下旬に入ると、デリバリーで選ぶ商品にはっきりした変化がみられるようになった。多くのレストランが営業を再開し、今市民がデリバリーで注文するのは食べ物が中心だ。朝ご飯に熱乾麺、昼ご飯にいろいろな現地の軽食、午後にはミルクティやハンバーガーが多い。熱乾麺を売る店の中にはこの1週間で売り上げが10倍近く増えたところもある」と話した。
武漢で急速に増加する食品のデリバリーニーズの中でも、最も目を引くのはザリガニだ。美団のデータでは、この1週間近くの武漢の食品デリバリー注文量の増加率上位5位には、ザリガニ、熱乾麺、焼肉、火鍋、ミルクティーが並んだ。うちザリガニの人気店のデリバリー注文は11倍も増加し、2位の熱乾麺は8倍に迫った。
肥肥蝦荘などの人気ロザリガニ店は最近相次いでデリバリーを通じて営業を再開した。肥肥蝦荘の関係責任者は、「すでに傘下の8店舗を再開し、好調な店は毎日1000件以上注文がある。昨年のこの時期は60件くらいしかなかった。SNSで『楽しみはいつもザリガニが与えてくれた!』とメッセージを寄せてくれたお客様もいる」と話した。
営業再開からわずか数日で注文量の急激な増加を迎えた別の企業の責任者も、「営業が再開していない時、毎日お客様から、いつになったらザリガニを食べられるのかと電話をいただいた。営業が再開した今、客単価が1000元(約1万6000円)に達するデリバリー注文が次々入ってくる」と述べた。
新型コロナウイルスによる肺炎の流行中にも、武漢市の人々がすっかり元気をなくしていたわけではない。美団の配達員の何文文さんは注文を届けるため、ずっと深夜に走り回っていたという。何さんは、「感染症が最も深刻な時も、大勢の武漢市民が夜食のデリバリーを頼んでいた。焼肉は必需品で、おかゆとか野菜炒めなどを一緒に頼むこともあった。食べる客さえいれば、多くのレストランは深夜1-2時まで営業を続けていた。この1週間近くはザリガニを代表とする様々な夜の屋台が増え、屋台の多くは深夜営業から朝まで営業へと徐々に営業時間を延ばし、深夜の街並みも以前のような活気を取り戻しつつある。前のような元気いっぱいの武漢がもうすぐ戻ってくると感じる」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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