2013年11月22日、参考消息網によると、英BBCは、中国外交部領事司の黄屏（ホアン・ピン）司長が「海外で大量の現金を持ち歩き、高級車を乗り回して富を見せびらかしている中国人は窃盗や強盗の被害に遭いやすい」と注意を促したと伝えた。

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中国人は海外で毎年、「政局の動揺」「テロ」「治安の悪さ」「自然災害」「突発事故」「労務トラブル」などによって4万件の事件に巻き込まれている。その原因は、安全に対する意識の低さと現地社会への理解不足に集約される。

「現地の習慣を尊重しない」「社会的な責任感が欠ける」「現地の資源を違法に採掘する」「外国の従業者に対する待遇が過酷過ぎる」「現地の警備員を雇わない」などは、中国人や中国企業が海外でトラブルに巻き込まれる元となる。

統計によると、外国を訪れる中国人は年間延べ8318万人に達するが、安全意識の欠如や現地の習慣を尊重しないこと以外に、中国人観光客のマナーを守らない言動もトラブルに巻き込まれる要因の1つとされている。中国観光局の担当者は「旅行者は公共の秩序と社会道徳を守るよう自覚しなければならない」と指摘している。（翻訳・編集/北田）