新型コロナ発生から2カ月で、世界の富豪の資産が40兆円蒸発―中国研究機関

Record China    2020年4月7日(火) 17時20分

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中国の経済研究機関・胡潤研究院は6日、「新型コロナウイルスの発生から2カ月後の世界の富豪の資産変動についての特別報告書」を公開した。

中国の経済研究機関・胡潤研究院は6日、「新型コロナウイルスの発生から2カ月後の世界の富豪の資産変動についての特別報告書」を公開した。統計対象は同院の統計で資産ランキングトップ100位以内に入っている資産家や実業家などの富豪だ。中国メディア・21世紀経済報道が同日付で伝えた。

記事によると、トップ100人の富豪の中でこの2カ月間に資産が増えたのは、9人だけだった。86人の資産が減少し、5人は変化がなかった。胡潤百富の胡潤会長(兼首席研究官)は、「この2カ月で世界のトップ100人の富豪の資産が12.6%減少した。これはすなわち2兆6000億元(約40兆円)で、2年半分の資産が蒸発したことになる。各人が毎日4億元(約61億円)ずつ失っているのと同じだ」と話した。

記事によると、資産が増えた9人はいずれも中国の富豪で、需要が急増した人工呼吸器の製造などを行なっているマインドレイ・メディカル・インターナショナルの徐航(シュー・ハン)会長の資産が26%増え、増加率1位だった。続いて、主に調味料を製造する佛山市海天調味食品の龐康(パン・カン)会長が23%で2位、農水産物などを取り扱う新希望を経営する劉永好(リウ・ヨンハオ)一家が20%で3位だった。

資産の減少額が最も大きかったのは米Amazonのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)(兼代表取締役・社長)で、2000億元(約3兆円)減少し、減少率は28%だった。2位はインドの最大民間企業で、石油探索などを行なっているリライアンス・ADA・グループのアニル・アンバニ会長で、1290億元(約2兆円)減少し、減少率は28%だった。3位は保険業などを中心とする米バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長(兼CEO)だった。

また、中国の富豪のランキングも変動し、テンセントの馬化騰(マー・ホアテン)会長(兼CEO)が初めてアリババのジャック・マー会長に並んで1位となった。これは、馬化騰会長の資産も7%減少したものの、ジャック・マー会長の資産の減少率がそれを上回る9%となったためで、両者の資産は2900億元(約4兆4500億円)となった。また、これまで5位だった中国最大の医薬品メーカー、恒瑞医薬の孫飄揚(スン・ピャオヤン)会長と鐘慧娟(ジョン・フイジュエン)CEO夫妻が3位に上昇した。(翻訳・編集/毛利)

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