<中国防空識別圏>台湾よ日本のお先棒を担ぐなかれ=「民族の利益のために行動を」と呼び掛け―米華字紙

Record China    2013年11月27日(水) 16時54分

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25日、華字紙・多維新聞は、中国による東シナ海での防空識別圏設定に台湾からも批判の声が相次いでいることについて、「馬英九政権は過ちを犯してはならない」と、中国と足並みをそろえるよう呼び掛けている。写真は中国空軍。

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2013年11月25日、華字紙・多維新聞は、中国による東シナ海での防空識別圏設定に台湾からも批判の声が相次いでいることについて、「馬英九政権は過ちを犯してはならない」と、中国と足並みをそろえるよう呼び掛けている。以下はその内容。

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中国が23日に設定した東シナ海の防空識別圏に対し、日米が反発を見せているが、台湾も弱みを見せてはならぬとばかり、民進党を中心に批判の声が上がっている。

民進党の蘇貞昌(スー・ジェンチャン)主席は、「馬英九(マー・インジウ)政権の弱腰、軽率さによって台湾の主権、安全が失われつつある。指導者が意志を示さなければ、見くびられ、国を踏みにじられることになる」と語った。

国民党の楊応雄(ヤン・インシオン)立法委員(国会議員)も、「主張すべきところでは声を上げるべきだ」として、中国の一方的な領土拡張を許してはならないと述べた。

日米に迎合するような台湾の政治家の言動に、中国側は不満を抱いている。馬英九総統はこれを感じ取ったのか、政府の反応は控えめなものにとどまっている。

馬政権は日本と漁業協定を結ぶなど、目先の利益にとらわれ、中華民族全体の利益に背いている。今回の低調な反応は、「裏切り者」のイメージを払拭するためのものだろう。

だが、釣魚島尖閣諸島)問題について馬政権は中国と歩調を合わせようとせず、両岸は日本に漁業協定というくさびを打ち込まれるに至った。馬英九は、民族の大問題において再び過ちを犯さぬよう慎重に考慮するべきであり、両岸の人民、世界中の華人の恨みを買うような決定を下してはならない。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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