Record China 2020年4月10日(金) 20時30分
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中国農業農村部はこのほど、「国家畜禽遺伝資源目録」の意見募集稿で、野生動物とは本質的に区別され飼育して食用や皮・毛の調達、酪農などで活用できる「畜禽」のリストを公表した。写真は犬肉祭中止のポスター。
中国メディアの中国新聞網や観察者網が9日付で伝えたところによると、中国農業農村部はこのほど、「国家畜禽遺伝資源目録」の意見募集稿で、野生動物とは本質的に区別され飼育して食用や皮・毛の調達、酪農などで活用できる「畜禽」のリストを公表した。
中国新聞網は、今年2月の全国人民代表大会常務委員会による「違法な野生動物の取り引きを全面的に禁止し、野生動物を食用する悪習を改め、国民の生命・健康・安全を着実に保障することに関する決定」の公布以来、どの動物が食べられるかについて社会的に広く議論されてきたが、目録の制定は、この問題の公式な結論が出ることを意味すると伝えている。
目録では、「伝統畜禽」として、ブタ、ウシ、コブウシ、スイギュウ、ヤク、ガヤル、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ロバ、ラクダ、ウサギ、ニワトリ、カモ、ガチョウ、シチメンチョウ、ハト、ウズラの18種、「特殊畜禽」として、ハナジカ、シカ、トナカイ、アルパカ、ホロホロチョウ、コウライキジ、コモンシャコ、マガモ、ダチョウ、ミンク、ギンギツネ、ホッキョクギツネ、ムジナの13種を挙げている。
一部地域で食用にされているイヌについては、人類の文明の進歩と公衆の動物保護に対する関心と偏愛に伴い、イヌはすでに伝統的な家畜から伴侶動物へと変わり、国際的に広く畜禽とはされていないことから、中国は畜禽として管理すべきでないとしている。(翻訳・編集/柳川)
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