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11日、北京日報は、新型コロナウイルスは感染の第2波が来る可能性があるとの専門家の見方を伝えた。写真は米国から帰国する中国留学生たち。
北京日報は11日、新型コロナウイルスは感染の第2波が来る可能性があるとの専門家の見方を伝えた。
記事によると、上海新型肺炎治療専門家チーム長を務める復旦大学付属華山病院感染科科長・張文宏(ジャン・ウェンホン)教授は、今年の秋か来年の春に新型コロナウイルスの感染第2波が来る可能性について質問された際、「その可能性はある」と回答した。
張教授は、「北半球が夏になると南半球は冬になり、ウイルスは相互に移動する。10月ころに感染拡大はある程度制御できているだろうが、冬になると室内で人が集まることが多くなり、ウイルスは冬の方が複製しやすい。このころに感染の波が来るかもしれないが、具体的な状況は分からない」と述べた。ただ、「中国の公共衛生管理の状況からすると、私たちには十分な能力と自信がある」とも語った。
また、ネットユーザーからは「夏に新型コロナウイルスはなくなる」との見方が出ていることについては、その可能性を否定。張教授は「熱帯の国々で今でも感染が続いており、甘く見ることはできない。しかし、確かにウイルスは熱さに弱く、しかも夏は(建物などの)風通しも良くなるので、人々の衛生習慣も良くなれば世界的に感染が収まるかもしれない」との見方を示した。(翻訳・編集/山中)
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