海南省三亜の空母基地、日本の石油輸送ルートの安全性に脅威?―台湾メディア

Record China    2013年12月3日(火) 0時40分

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27日、台湾紙は、中国初の空母「遼寧」が南シナ海の海南島へ向かったことについて、「同省三亜に2番目の空母基地が建設中であることが明らかになった」とした上で、日本の石油輸送ルートの安全性に影響が及ぶ可能性を指摘した。写真は中国の空母「遼寧」。

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2013年11月27日、台湾・中国時報によると、中国初の空母「遼寧」が山東省・青島の軍港を出港し、南シナ海の海南島へ向かったことについて、「中国は海南省三亜に2番目の空母基地を建設中であることが明らかになった」とした上で、「中国の海軍基地の中でマラッカ海峡に最も近い場所だ。中国の石油輸送ルートの安全性が確保されると同時に、日本の輸送ルートの喉元を押さえることにもつながる」と報じた。参考消息網が30日付で伝えた。

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海南省三亜からマラッカ海峡までは直線距離で1200カイリ(約2220キロ)。空母艦隊が20〜25ノットの速度で進めば2日の距離だ。仮に武力衝突が発生すれば、日本は遠く離れた沖縄から艦隊を派遣しなければならない。米軍も第6・第7艦隊の担当境界線にあり、東の横須賀軍港から2000カイリ(約3700キロ)、西のシンガポール・チャンギ軍港から1200カイリ以上離れている。空軍基地として最短距離の沖縄からも1000カイリ(約1852キロ)だ。

空母「遼寧」の母港・青島は日本や韓国に近いことから、監視を受けやすいなど防御面での欠点が指摘されている。報道では、三亜軍港を「地理的位置においてより理想的だ」としている。(翻訳・編集/NY)

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