2020年4月19日、韓国メディア・韓国経済などによると、日本の新型コロナウイルスの累積感染者数が、韓国を超えた。記事は「一部で『過少検査』との指摘も受けた日本の新型コロナの感染は、食い止めることができずに拡大し、累積感染者数が韓国よりも多くなった」と伝えている。

記事によると、韓国の中央対策本部が発表した19日午前0時現在の新規感染者数は、前日の発表時よりも8人増加し、総感染者数は1万661人。1日の感染者数が1桁台に減少したのは、同本部発表の基準では2月18日以来、61日ぶりのことという。

これと比較し、記事は日本の感染者数について「18日午後10時現在、前日よりも578人増えて1万1130人（クルーズ船含む）に達した」と伝えた。「日本の1日の新規感染者は500人以上ずつ増えている」と指摘し、「この1週間、韓国は感染者数が沈静化している一方、日本は急増している点を鑑みると、逆転した感染者数の差はさらに広がるものとみられる」と伝えている。

これに、韓国のネットユーザーからは、「日本政府の対応は遅過ぎた」「日本は検査数を増やすようになってから、突然感染者数が増えたなあ」などと指摘する声が上がっている。

また、「韓国で感染者数が減るのは良いことだけれど心配はある。世界ではまだ状況が深刻だから」「日本と韓国では人口が違うから、感染者数を比較することに意味がない」「毎回、他の国ではなく日本だけを比較対象にするのはいかがなものか」などと冷静に受け止めるコメントも。

そのほか、「命は大切。どの国にも感染者がいなくなって早くこの事態が終息することを願っている」「全世界が早くこの戦いに打ち勝ってほしい」といった声も上がっている。（翻訳・編集/関）