ウイルスは長くとどまる 防疫の格差縮小に努める=WHO事務局長

CRI online    2020年4月23日(木) 13時45分

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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間22日、「新型コロナウイルスは長い間とどまるだろう。道のりは長い。多くの国はウイルスの封じ込めに成功しているが、新型コロナウイルスは極めて危険なため、早期の証拠が示されたように、世界では大多数の人口は依然として感染しやすい状態に...

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間22日、「新型コロナウイルスは長い間とどまるだろう。道のりは長い。多くの国はウイルスの封じ込めに成功しているが、新型コロナウイルスは極めて危険なため、早期の証拠が示されたように、世界では大多数の人口は依然として感染しやすい状態にあり、再発の可能性は高い」と指摘しています。

 また「これまでに、WHOは約250万例の感染報告を受けており、地域ごとにすう勢が異なっている。大部分の西欧諸国では安定に向かったか減少傾向にあるものの、アフリカ、中南米、東欧などでは確認された患者数は多くないものの、感染が拡大する中にあり、大部分の国は流行の初期段階にある」と警告しました。

 テドロス事務局長は「世界は元には戻らない、戻ることもできない」と指摘したうえで、「より健全で、安全かつよりしっかりとした備えがある『ニューノーマル』を目指すべきだ。現在、わずか66%の国で新型コロナウイルス感染症患者を専門病院に転院させ診察するシステムが確立され、わずか48%の国で感染の予防・抑制プロジェクトおよび医療施設内の水源と衛生標準が定められている。WHOは引き続き各国と協力し、格差を縮めていく決意である」と述べました。

 「WHOがもっと早くから警報を鳴らすべきではないか」という批判に対して、テドロス事務局長は、「WHOは適切な時期に緊急事態を宣言し、今から約三か月も前のことだった。その時点、中国以外ではわずか82人の感染しかなく、各国が対応するのに十分な時間があった」と強調しました。(提供/CRI

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