新型コロナ、中国経済にチャレンジとチャンス=OECD専門家

CRI online    2020年4月23日(木) 15時0分

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このほど中国政府が発表した2020年第1四半期の主要経済指標では、国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%減少しました。これについて、本部がパリにある経済協力開発機構(OECD)中国経済政策研究室主幹のマルギット・モルナール博士は22日、チャイナ・メディア・グループのインタビュ...

このほど中国政府が発表した2020年第1四半期の主要経済指標では、国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%減少しました。これについて、本部がパリにある経済協力開発機構(OECD)中国経済政策研究室主幹のマルギット・モルナール博士は22日、チャイナ・メディア・グループのインタビューに答えました。

 モルナール博士はその中で、「中国は新型コロナウイルス感染症をくい止めるため、都市封鎖などの力強い措置を取っていた。一方、感染症は他の国や地域にも大きな影響を与えているため、今回の発表は想定内のことであった。感染症の不確定性を考えれば、現時点で今年の世界経済と中国経済を見通すのは、まだ時期尚早である。しかし、感染症が収束すれば、中国経済はいち早く回復できるだろう」と分析しました。

 そのうえで、「中国が直面している問題は、昔の供給不足から需要不足へと変わり、外部環境がますます複雑になっている。しかし、危機の中にはチャンスも潜んでいる。中国はフルセット産業という強みを生かし、チャンスを見つけ出す努力をすべきだ」と述べました。

 さらに、「すべての国が封鎖措置を講じたわけではないので、一部の国にある程度の需要がある。中国には柔軟性が高い民間企業があり、何でも提供できるため、これはチャンスでもあると思う」と示しました。(提供/CRI

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