Record China 2020年6月17日(水) 7時50分
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15日、中国紙・環球時報は、アベノマスクを商品券などに引き換えるサービスが出現したと伝えた。写真はアベノマスク。
2020年6月15日、中国紙・環球時報は、安倍晋三政権が各世帯に2枚配布したいわゆる“アベノマスク”が「小さすぎる」「遅すぎる」などの批判を浴びる中、アベノマスクを商品券などに引き換えるサービスが出現したと伝えた。
記事は、京都で1937年に創業した老舗の西洋料理店を紹介。マスクを300円分の食事券と交換しているといい、店長は「無駄にするのはもったいない」と話しているという。未使用のアベノマスクを地元自治体へ寄付し、食事券で客足が戻ることに期待しているそうだ。
また、タピオカミルクティーのチェーン店「フロルフロル」では、アベノマスクでミルクティーを1杯無料のサービスを始めた。6月中に未使用のアベノマスクを全国の店舗に持参すると、好きなドリンク1杯と交換できるという。集まったマスクは各店舗が地域の学校や保育所、介護施設などに寄付するそうだ。
愛媛県八幡浜市の温泉施設では「アベノマスクで温泉無料」のサービスを始めた。新型コロナの影響で同市の温泉は顧客が前年比で65%減少していたが、このサービスを始めたところ客足が戻ってきたという。マスクはすべて市の保健センターに寄贈するという。
記事はほかにも、アベノマスクをコーヒーやサンドイッチ、旅行券などと交換できるサービスもあると紹介。「こうしたアベノマスク引き換えの動きは、政府によるリードも関係している」とし、「新型コロナの状況は場所によって異なり、公的資金を無駄にしないためにも、厚生労働省は不要なマスクは他の人に譲渡するよう呼び掛けている」と伝えた。
また、「マスクが配布されたころにはマスク不足が解消されてきたほか、日本のネットユーザーからは『小さすぎる』『着用すると見た目が悪い』などの不満の声も出ており、これもアベノマスクをほかのものに引き換える動きをさらに促している」と記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)
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