Record China 2013年12月6日(金) 20時30分
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3日、2008年の放火により木造部分の多くを焼失した韓国・ソウル市の崇礼門は、手抜き工事が原因の傷みが多数確認され、修復からわずか半年で再び立ち入り禁止に。
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2013年12月3日、韓国YTNテレビ(電子版)によると、2008年の放火により木造部分の多くを焼失した韓国・ソウル市の崇礼門は、手抜き工事が原因の傷みが多数確認され、修復からわずか半年で再び立ち入り禁止になった。5日付で中国・環球網が伝えた。
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崇礼門の修復には5年の歳月と250億ウォン(約24億円)が費やされた。しかし、修復完成からわずか半年で、丹青(彩色部分)のはがれや瓦のひび、木材の亀裂などが多数確認されたため、手抜き工事との批判が国内で噴出した。
丹青のはがれは、総額390万ウォン(約38万円)という安価で購入した質の悪い膠(にかわ)を使用したことが原因だ。これにより、修復5カ月後に81カ所の壁画でひびやはがれが発生した。韓国文化財庁は「丹青の修復には天然素材の顔料を使用する」と発表していたが、実際には天然顔料の10%程度の費用で済む化学顔料が多く使われていた。「国宝1号を修復するのに、なぜ最高の材料を使わないのか」と首をかしげる専門家も少なくない。
また、2階の楼閣部分にある4本の柱のうち、1本に大きな亀裂が走り、木造部分がむき出しになっている。専門家によると、完全に乾燥させた木材を使用していないことが亀裂の原因であり、このまま放置すれば、亀裂はさらに広がる可能性が高いという。韓国文化財庁はこうした現状を受けて、すぐに公開謝罪を行った。同時に修復工事を請け負った企業や修復材料を納入した会社に対する調査を開始。今後の改善策も示す方針だ。(翻訳・編集/本郷)
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