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北京のスタジオ

　湖北省の経済と社会の発展を支援する重要な取り組みとして、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）が「ブランド強国プロジェクト」を通して湖北省に5億元に上る広告枠を無料で提供することを発表し、27日に北京と湖北を結んで始動式が行われました。

武漢のスタジオ

　対象となるのは、深刻な影響を受け、また地元の経済再生で重要な役割を果たす省内の企業です。全国の消費者に「湖北製造」への信頼度を高め、企業の生産再開、従業員の職場復帰につなげていくことを狙いとしています。

　第1陣となる8品目の製品広告は27日からCMG傘下のCCTV総合チャンネル、財経チャンネルなどで放送されます。27日から12月31日までの間に農産品、工業製品、文化・観光商品など三つのカテゴリーからの35品目の製品広告がCMG傘下の多くのチャンネルで放送されます。

　関係筋によりますと、湖北省の経済と社会の再開を加速させるため、CMGは2月20日に総額31億元に上る「ブランド強国プロジェクト」湖北支援公益活動を立ち上げ、無料の広告枠を提供するほか、湖北支援医療チーム参加者向けに1億元「白衣天使扶助公益基金」の創設や、当「ブランド強国プロジェクト」の対象企業に湖北省への現金と物資の寄付、寄贈を呼び掛けてきました。

　CMGはさらに湖北省産農産物のネット販促の支援でこれまでに4億元に上った農産品の販売を手伝ったほか、オンライン企業説明会の主催で、湖北省内の大学新卒者向けに約10万人分の就職ポストを提供しました。

　当日行われた始動式には、慎海雄中央宣伝部副部長・CMG台長、中国共産党湖北省委員会の応勇書記が出席し挨拶しました。

挨拶に立つ応勇中国共産党湖北省委員会書記

　応書記は「湖北省への広告枠の提供はCMGが湖北省の経済・社会の発展を支持するという習近平総書記の重要な指示の精神を実行し、湖北が一番困難な時に支援の手を差し伸べるための行動だ」と話しました。

挨拶に立つ慎海雄中国共産党中央宣伝部副部長・中央広播電視総台（CMG）台長

　慎台長は「新型コロナウイルスと戦う中、湖北と武漢で収めた重要な勝利は全国の人民を感動させ、また誇りに思っている。党の力強いリーダーシップと湖北省人民の踏ん張り、そして、全国人民の心を一つにした協力さえあれば、湖北省経済・社会の発展という新たな戦いで必ず勝利を収めることができると信じている」と示しました。（Yan）