WHOに関する米大統領の発言に反駁=ランセット編集長

CRI online    2020年4月28日(火) 13時55分

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イギリスの医学雑誌「ランセット」のリチャード・ホートン編集長は現地時間25日、同雑誌で「WHOに関するトランプ米大統領の見解、なぜ間違っているのか」というタイトルの文章を発表しました。 ホートン編集長は、文章の中で、2019年12月31日に中国が初めて世界保健機関(WHO)に武...

 イギリスの医学雑誌「ランセット」のリチャード・ホートン編集長は現地時間25日、同雑誌で「WHOに関するトランプ米大統領の見解、なぜ間違っているのか」というタイトルの文章を発表しました。

 ホートン編集長は、文章の中で、2019年12月31日に中国が初めて世界保健機関(WHO)に武漢で原因不明の肺炎が発生したことを報告して以降、WHOの対応時間表をまとめ、「WHOは4日後に速やかに世界にこの新型肺炎の存在を報告し、30日後に、公衆衛生上の緊急事態を宣言した」と指摘しています。そのうえで、トランプ大統領のWHOへの非難が根拠に基づかないものであるとの考えを表明しています。

 また「2月24日、トランプ大統領は、ツイッターで『米国疾病予防・コントロールセンターとWHOは共に努力している』と投稿したが、のちにWHOを非難した行為は、以前の称賛と矛盾している」と指摘しました。

 さらに「世界中が公衆衛生上の危機に直面している中、WHOに対して、根拠に基づかない非難をし、資金拠出を急に停止することは、本人自身やアメリカ政府の信用を傷付けるだろう」と述べています。そのうえで、世界の衛生と安全にとって、強大なWHOとアメリカ政府の支持の必要性を説いています。また、トランプ大統領の世界各国の人民の健康や福祉を守ろうとする機関に害を与える決定が、人類に危害を及ぼす罪となるという考えを示しており、「それは世界の人々への非人道的な攻撃である。直ちにWHOへの資金拠出を回復させ、無条件でWHOを支持していくべきだ」と強調しました。(提供/CRI

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