Record China 2020年4月30日(木) 8時10分
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中国北京市にある史跡「天壇」は、明清代の皇帝が天に祈祷(きとう)した巨大な祭祀施設で、ユネスコの文化遺産にも登録されているが、天壇公園の成貞門の東西両側にある明代の壁が落書きだらけになっているという。
中国北京市にある史跡「天壇」は、明清代の皇帝が天に祈祷(きとう)を行った巨大な祭祀施設で、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されているが、天壇公園の成貞門の東西両側にある明代の壁が落書きだらけになっているという。
中国メディアの頭条新聞は29日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)への投稿で、成貞門の東西両側にある明代の壁について「長年にわたって観光客の落書き被害に遭っており、同じ場所に3年連続で文字を刻んだ人もいる」とし、「5月1日からの連休を控え、天壇公園は観光客に文化財保護意識の向上を呼び掛けている」と伝えた。
これについて、中国のネットユーザーのコメントで最も多くの共感を集めていたのは、「それほどまでに文字や絵を刻みたいなら、自分自身にしろ」というものだった。
ほかにも、「腹立たしい」「9年間の義務教育で何を教わってきたのか」「ブラックリストに載せろ。損害賠償も請求すべき」などの声が上がっていた。
また、中国の観光地では、記念として壁や柱などに自分の名前を刻む人もいることから、「千古の汚名を残すことになる」との声も見られた。(翻訳・編集/柳川)
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