Larry Niksch氏は、中国による防空識別圏設定について、「民間航空機であれ軍用機であれ、中国へ向かうものでないなら事前通報の必要はないと、中国政府は明確に示すべきだった」と指摘した。
Larry Niksch氏はまた、「中国政府は識別圏を撤回しないだろうし、日米も同地域での飛行を継続するだろう」とした上で、「日米機が識別圏内に侵入した際にどのような対応を取るのか、中国側は明確に示すべきだ」とも指摘した。
Larry Niksch氏は、日本が韓国と争った竹島と同様に、紛争解決を国際仲裁に求めた場合、「中国は平和的解決に向けた誠意の有無を問われる」とした上で、「南シナ海の領有権争いなどを例にしても、中国はこうした提案を受け入れることはないだろう。しかし、尖閣問題が武力衝突に発展すれば、中国は国際社会の非難を浴びることになる」との見解を示した。(翻訳・編集/NY)
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