中国は労働力の「数」頼みから「質」向上へ―シンガポール華字紙

Record China    2013年12月15日(日) 21時5分

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9日、シンガポール華字紙・聯合早報は先ごろ、中国の「一人っ子政策」緩和と高齢化問題を扱った記事を掲載し、「中国は圧倒的な労働力で世界の工場という奇跡を実現した」とした上で、「今後は数から質への転換が課題だ」と指摘した。写真は安徽省淮北市の縫製工場。

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2013年12月9日、鳳凰網によると、シンガポール華字紙・聯合早報は先ごろ、中国の「一人っ子政策」緩和と高齢化問題を扱った記事を掲載した。

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記事では、「中国は圧倒的な労働力で世界の工場という奇跡を実現した」とした上で、「今後は数から質への転換が課題だ」と指摘した。

人口問題に詳しい北京大学社会学部の陸傑華(ルー・ジエホア)教授は、「一人っ子政策緩和の対象となる層はまだそれほど多くなく、高齢化や労働力不足の解決には貢献しない」とした上で、「高齢化への流れが反転することは基本的にあり得ない」との見解を示した。

中国の労働人口は2015年をピークに減少し、「未豊先老(豊かになる前に高齢化する)」段階に入るとみられている。

陸教授は、「中国は出生率低下により過去30年間のような労働密集型の経済方式に頼ることはできない」とした上で、「教育・文化、スキル、健康な身体の三つの要素を高め、労働力の質を向上させる必要がある」と指摘した。(翻訳・編集/NY)

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