敵ミサイルを気球で迎撃、伝説の秘密兵器・空雷の演習写真を初公開―中国

Record China    2013年12月12日(木) 8時40分

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10日、観察者網は記事「気球でミサイルを迎撃、1980年代の“空雷”実戦演習の写真を初めて公開―中国」を掲載した。米国の巡航ミサイルを迎撃するべく開発された秘密兵器が防空気球だという。写真は公開された演習写真。

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2013年12月10日、観察者網は記事「気球でミサイルを迎撃、1980年代の“空雷”実戦演習の写真を初めて公開―中国」を掲載した。

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新華社は9日、中国の防空気球の実戦演習写真を初めて公開した。防空気球(阻塞気球とも)はケーブルで係留された気球。敵の戦闘機やミサイルの進入路に設置する防御兵器で、第二次世界大戦でも利用された。確実に目標を破壊するため気球には爆薬が仕掛けられている。

新華社は1980年代の演習として写真を掲載しているが、実は1990年代に開発された秘密兵器というのが実情だ。1996年の台湾海峡危機を受け、中国は米国の巡航ミサイルを迎撃する目的で開発した。遠隔操作で気球に付けた爆薬を爆発させることも可能となっている。

だがこの秘密兵器はあまり実用的ではなく、今では全く使われなくなってしまった。そればかりか、国家指導者の前で実施された演習で、風に流された爆薬付き気球が閲覧席付近に飛んでいくという事故も起きている。幸運にも大惨事にはいたらなかったという。(翻訳・編集/KT)

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