尖閣諸島産の鮮魚、今年も農業展覧会会場で販売―上海市

Record China    2013年12月12日(木) 22時40分

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12日、新聞晩報によると、中国上海市の上海展覧センターで開催中の農業展覧会で、尖閣諸島周辺海域でとれた鮮魚を扱うブースが人気だ。開門と同時に、ブースには人だかりができた。写真は上海で販売された尖閣諸島近海産とされる魚。

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2013年12月12日、新聞晩報によると、中国上海市の上海展覧センターで開催中の農業展覧会で、尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺海域でとれた鮮魚を扱うブースが人気だ。昨年は4トンが2日で完売した。出展者によると、今年は種類も増え、計約12トンを用意したという。昨年に比べ値段が安くなっていることもあり、開門と同時に、ブースには人だかりができた。

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福建省の漁師、周良福(ジョウ・リアンフー)さんと呉天祝(ウー・ティエンジュウ)さんは、「みんな釣魚島の深海でとれたものさ。すぐに上海に運んだから、活きがいいよ」と話す。周さんは2010年に尖閣諸島付近で起きた中国漁船衝突事件のジャン其雄(ジャン・チーシオン、ジャンは「擔」のつくり)船長と同郷で、自宅は200メートルしか離れていないという。

周さんによると、福建省から尖閣諸島までは約200カイリ(約370キロメートル)の距離があり、20時間ほどかかるという。福建省晋江市の周さんの地元では約2000人が何代にもわたって尖閣周辺海域で漁業を営んでおり、「事件が起きてみんな憤ったさ。でも、監視船がパトロールしてくれるおかげで、安心して漁に出られる」と周さん。

ブースには1メートル70センチ、重さ約65キロの魚がつり下げられ、パネルの「愛国魚」の文字が人目を引いていた。「愛国魚」はすでに商標登録済みだという。(翻訳・編集/NY)

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