中国人留学生、日本の健康保険・医療制度に注目―中国メディア

Record China    2013年12月14日(土) 18時52分

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11日、平均寿命が世界最長である日本の医療技術と全体的なサービスは、高い水準に達している。日本の医療保険は全国で利用することができ、自己負担額は30%のみだ。資料写真。

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2013年12月11日、平均寿命が世界最長である日本の医療技術と全体的なサービスは、高い水準に達している。日本の医療保険は全国で利用することができ、自己負担額は30%のみだ。病院はあたたかな雰囲気で、医療スタッフも高いサービス意識を持っている。中国青年報が伝えた。

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◆留学生も国民健康保険に加入可能

日本ではほぼすべての人が医療保険に加入しており、保険証を持っている。その機能は、中国の医療保険カードに相当する。しかし日本の保険証は一枚の薄い紙で、本人の写真がなく、氏名・生年月日・番号のみだ。留学生は訪日してから1週間以内に役所で在留手続きを行い、その後に別の窓口で保険証の申請を行う。

加入者の経済状況によって、納める保険料は異なる。筆者は当時日本でゼロ収入扱いだったため、加入したのは月額1400円の最も基本的な保険だった。筆者の同級生にはアルバイトをしている人もいたが、毎月の収入が10万円以上に達した場合、所得に基づく一定比率の保険料を支払わなければならない。役所が振込用紙を毎月アパートに送信し、これをコンビニに持っていくだけで支払いが完了できる。

日本にはいわゆる前払金の清算がなく、どの病院に行っても保険証を出して支払いができる。患者の自己負担率は30%で、この保険証は日本全国で使用できる。筆者は日本を離れる前に関西地方を5日間旅したことがあるが、先に在留先の名古屋市名東区の区役所で在留資格を解除した。職員は筆者が記入した用紙を見て、残り5日間日本に滞在することを確認すると、万が一に備え保険証をとっておくようにと言った。期限が切れれば保険証は自動的に効力を失うため、記念に持って帰っても良いというのだ。

◆日本の細分化された医療施設

日本には大型の公立病院が少なく、個人の名前がつけられた診療所・病院があちこちに建てられている。個人の診療所・病院の分類は非常に細かく、例えば筆者が住んでいた所は高齢者が多かったため、接骨院が多かった。検査の種類も非常に細かく、例えば産婦人科の診療所では、検査可能な項目もあれば、不可能な項目もある。

日本の病院の営業時間は短く、休日も中国と大きく異なる。筆者の暮らしていたアパートの近くにあった歯科クリニックは、木曜日と金曜日が休みで、日曜日も休む場合がある。開いている日も午後4時になると閉まることが多いが、曜日によっては8−9時になり閉まることもある。日本の診療所には、営業日が記された掲示板がかけられており、休憩時間は診療所によって異なる。

◆安価な医療費

診察は非常に便利だが、予約が必要だ。病院側は患者の予約可能な時間を明記しており、その場で用紙に記入するか、電話で予約することができる。しかし診察する際、一部の項目は割高だ。筆者の同級生は親知らずが生えたため、歯科クリニックで診療してもらい、痛み止めをもらった。その他の検査項目も含まれたためか、自己負担額が4000円以上に達した。日本の最も一般的な薬だと、値段が1000−2000円に達し、自分で薬局で購入した場合は100%自己負担だ。しかし日本において、サラリーマン・OLの月給は25−30万円ほどで、焼肉店に行っても3000円以上は必要なため、医療費は国民の所得・消費水準からすれば受け入れやすい額となっている。

◆待ち時間が長い公立病院

日本人にとって、私立病院、診療所、公立病院にはそれほど大きな差がない。また個人の診療所は多く、利便性も高いため、近くの診療所を選ぶことが多い。そのため大病でも患わない限り、日本人が大型の公立病院に行くことは少ない。大型公立病院は全面的で、これが最大のメリットとなっているが、通常ならば付近の住民しか利用しない。公立病院は待ち時間が長く、事前の予約が必要な場合もあるからだ。筆者は大学病院に行ったことがあるが、人が多かったため授業に間に合わないと思い、個人の眼科クリニックに行った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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