Record China 2020年5月17日(日) 22時10分
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日本の華字紙・中文導報は、新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けている日本の三大中華街が、活路を見いだすために始めた取り組みについて紹介した。写真は横浜中華街。
日本の華字紙・中文導報のニュースサイトはこのほど配信した記事で、新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けている日本の三大中華街が、活路を見いだすために始めた取り組みについて、日本メディアの報道を引用する形で紹介した。
まず横浜中華街については、飲食店など約400店が加盟する横浜中華街発展会協同組合の約20店が、電話で注文した料理を、車に乗ったまま、団体客がいなくなり空いた大型バス駐車場で受け取れる、ドライブスルーのサービスを5月13日から始めることを紹介した。
そして、同組合によると、1月に国内初の感染者が神奈川県内で確認されると、「中華街で感染者が出た」などとデマが流れ、客足が減少し、3月には訪れる人が従来の1割ほどまで減ったことや、4月に神奈川県を含む7都府県に緊急事態宣言が出てからは、加盟店の約8割が休業となり、宣言が延長されると、人件費や賃料の支払いに苦しむ4店が廃業を決めたことなども伝えた。
神戸南京町については、商店主らが、家の中でも手軽にできる太極拳の動きを取り入れた体操「おうちで太極拳」を、4月20日から動画投稿サイトで配信を始めたこと、兵庫県太極拳同好会会長の麦兆民さんが「家に閉じこもっていたら太ってしまうので、少しでも体を動かして元気になってもらえたらうれしいです」と話していることを紹介した。
長崎新地中華街については、1月から客足が例年の半分にまで落ち込み、4月にはほとんどの店が休業。5月6日に県内飲食店への休業要請が終了となったものの、多くの店が休業を続けていると伝えた。
そして、そうした中、中国料理店「会楽園」が5月7日からランチ・テークアウトの販売を始めたことを紹介。日替わりのほか、人気メニューのエビチリや酢豚、チンジャオロース、唐揚げとチャーハンをセットにした弁当や、皿うどん、中華丼などはどれも1000円以内で、単品メニューのテークアウトにも対応していること、初日の7日は想定の4倍の売り上げがあり、翌日からは仕込みを増やして対応していることなどを伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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