幼稚園園長、職員に給料を支払うためバーベキュー店を開いたら大繁盛―中国

Record China    2020年5月18日(月) 23時40分

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15日、中央人民ラジオ局・中国之声によると、幼稚園の園長がバーベキュー店を始めたところ大繁盛になったという。

2020年5月15日、中央人民ラジオ局・中国之声によると、幼稚園の園長がバーベキュー店を始めたところ大繁盛になったという。

記事によると、新型コロナウイルスの影響で多くの幼稚園が開園できない状態が続いている中、山東省済南市のある幼稚園では、園長が5月の給料を職員に支払うために一時的にバーベキュー店を開くことにした。

園長は「職員を困らせてはならない」との思いからバーベキュー店を始めたが、これが思いのほか繁盛した。業界関係者は、「暑くなってきて多くのバーベキュー店が開店し始めたが、幼稚園にはちょうど良い場所があり、飲食の営業許可証もあった。職員は健康証明証を持っており、イスやテーブルに不足はないので、バーベキュー店を開けば収入の助けになる」と話したという。

このほか、河北省保定市の幼稚園でも一時的にバーベキュー店を始めていた。園長は、保護者らに特に宣伝することもなくひっそりと始めたというが、すぐに保護者たちの間で話題になり、多くの人が訪れた。保護者からは「食べることもできて遊ぶこともできる。とても良いアイデアだ」と称賛の声が出ているという。園長は「これで職員に給料を支払うことができる」と話しているという。

記事によると、バーベキュー店以外にも雲南省麗江市の幼稚園では、約70人の職員を救済するため、中華まんの製造販売を始めた。始めはうまく作れなかったが、多くの人のサポートもあって売り上げは上々だという。(翻訳・編集/山中)

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