フライメディア 2020年5月20日(水) 13時40分
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日本では1家庭に2枚のマスクが配布され始めているが、ここ香港でも政府から市民へのマスク配布が始まった。
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日本では1家庭に2枚のマスクが配布され始めているが、ここ香港でも政府から市民へのマスク配布が始まった。今回のマスク配布までの流れを追いながら、ご説明してみたい。
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まず、60回洗濯をして利用できる高性能マスク配布について、政府から市民への詳細な説明や申し込み方法についての会見が行われたのが、5月5日。オンラインでの申請開始は翌5月6日の朝からという事であった。
申し込みを行うことで1人1枚の60回洗って利用できるマスクが届く事や、また使い捨てマスクについては6月以降1家庭につき10枚が配布される事などが発表された。
5月6日の午前、早速マスクの申し込みをしてみた。香港政府が解説した申請専用サイトを開く。
ちなみにこの専用サイトからの申請は5月6日~6月6日の間で、この期間に申請ができなかった人も6月末以降郵便局へ行けばマスクの受け取りができるらしい。
申し込み開始の当日はネットへのアクセスが殺到をしたせいか、登録画面へたどり着くまでに多少時間がかかった。しかしアクセスをして少し待てば順に登録画面に繋いでくれるとあって、ストレスもない。
そして登録については非常に簡単だった。名前、送付先の住所、連絡先の携帯電話番号、香港居民カードの番号などの最小限の必要情報を入力するのみで完了する。家族などの分を含め、最大6名までの申請が可能だ。
無事に登録が終了をした事、登録番号、そして1枚のマスクが約2週間で配達される、という内容だ。インターネットでの申請後も登録番号が出たので控え済みであったが、携帯電話にも通知をしてくれるので更なる安心感がある。
そして3日後の5月11日には2回目のSMSが携帯電話に届いた。内容は「既にマスクを送付した」事と、マスクの所在地を確かめることができる「問い合わせ番号」が記載されていた。このマスクは郵便局を通して手渡しで受け取りをするシステムになっている。
つまり、ただポストへ投函をするのではなく、必ず手元に届くように手配がされている。記載された問い合わせ番号を辿っていくと郵便局のホームページに繋がり、香港政府のマスクに関する特別ページが作られていた。
マスクの受け取りについて、万が一在宅でない場合は控えを持って郵便局へ行くことなどが細かく記されている。
約2週間かかると言っていたにも関わらず5月6日の申請からほんの数日で手配がされた事に驚くと共に、受け取りについて細かく記載された説明ページがあった事に感心をする。
5月12日、筆者の元へマスクの配達があった。しかし生憎その時間帯は不在であった為、その後最寄の郵便局へマスクの受け取りに行った。そこでは、この政府配布のマスクのための専用受け取り窓口が設けられていた。
多くの人がマスクを取りに訪れるのであろう、配達証明を持って郵便局へ入ると直ぐに窓口を指差して教えてくれ迷うことなく辿りつくことができた。そして無事に手元に受け取ったマスクがこちらだ。
6層から成り立っており、最近やウィルスに効き目があるという銅が含まれているのだという。60回手洗いをすると内臓のフィルター交換が必要となり、交換フィルターはまた入手できるようだ。手触りも柔らかく、つけ心地も良い。マスクの取り扱い方について、広東語及び英語での説明書も入っていた。
5月5日の発表から1週間、そして申請日の6日からはたった6日で到着をした政府のマスク。その間一切の不安を感じる事もなく、政府からの連絡も都度受け取ることができた。やはり香港は何事も素早く、そして機能的だと感じた次第である。(提供/フライメディア)
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