Record China 2020年5月20日(水) 11時30分
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19日、韓国・マネートゥデイなどは、LG化学の工場で相次いで死亡事故が起きていると報じた。写真はLG。
2020年5月19日、韓国・マネートゥデイなどは、韓国国内のLG化学の工場で相次いで死亡事故が起きていると報じた。
記事によると、同日午後2時ごろ、忠清南道(チュンチョンナムド)瑞山(ソサン)にある大山(テサン)工業団地内のLG化学工場で火災が発生し、職員1人が死亡、2人が火傷を負い病院に搬送された。
火災は触媒センター内の触媒包装室で発生し、同社関係者は「作業終了後、撤収する際にパウダーが噴出し、自然発火して火災が発生したものと推定される」と話している。触媒は化学反応を促進させるもので粉の形態をしている。詳しい火災原因については調査中だという。同社は謝罪文を発表し「被害を受けた方々に心よりお悔やみとお詫びを申し上げます。事故収拾に万全を期し、すべての措置を講じて責任を果たします」と述べたという。
同工場では1月にも、触媒開発工場で配管の清掃作業中に爆発が起きる事故が発生していた。また、同社のインド工場でも今月7日にガス漏れ事故が起き、多くの死傷者が出ていた。
この2件の事故は同社が14年ぶりに「化学を超えて科学に向かう」という新しいビジョンを発表した直後に起こっており、財界の関係者からは「LG化学の管理能力が試されている」との声が上がっているという。
これを受け、韓国のネット上では「LG化学はなんでこんなに事故が多いの?」「おかしくない?そんなに事故が相次ぐことなんてある?」など不安の声や、「触媒は難しい分野で、韓国では熟練の技術者がいないという」「契約職、アウトソーシングの結果。すべては責任感のない管理から事故が起こる」と指摘する声が上がっている。また「グループでしっかり安全に対する神経をとがらせて」と求める声も。
その他、政府に対して「コントロールタワーはどこ?再発防止を約束してなかった?」「どれだけコントロールできないの?」など厳しい声も見られた。(翻訳・編集/松村)
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