北朝鮮の脅威を過大にあおる韓国の政治家、狙いは国民の不満をそらすこと―韓国紙

Record China    2013年12月23日(月) 1時50分

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21日、韓国英字紙コリアタイムズはこのほど、北朝鮮が来年初頭にも軍事行動を起こすという、韓国官僚の根拠のない憶測を批判した。国民の不満をそらす政府の策略だと指摘している。写真は板門店。

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2013年12月21日、韓国英字紙コリアタイムズはこのほど、北朝鮮が来年初頭にも軍事行動を起こすという、韓国官僚の根拠のない憶測を批判した。香港・中国評論通訊社が伝えた。

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先日、北朝鮮の元ナンバー2、前国防委員会副委員長の張成沢氏が粛正された。神秘のベールに包まれた北朝鮮の中で何が起きているのか。海外メディアはさまざまな報道を行っているが、その中には根拠のない推測も多々含まれている。

問題なのは責任を負うべき韓国の官僚までもがこの推理ゲームに参加していることだ。北朝鮮への対応を考えるという本職をまっとうすることなく、ただただ不安な雰囲気を作り上げている。

その好例が韓国国防部の金寛鎮長官だ。金正恩第一書記への忠誠心を示し内部の団結を高めるため、北朝鮮軍は来年1〜3月にも韓国に対する軍事的挑発を実施する可能性があると発言している。

警戒は当然だが、具体的な時間まで指定して不安をあおる必要があったのだろうか。一方で韓国国防部の若いアナリストたちの多くは経済改革の成果を示し金書記の指導者としての地位を固めるため、北朝鮮の対外政策は選択肢の幅を広げると分析している。国防部職員が長官発言を根拠として採用していない以上、金長官の発言は単なる推測に過ぎないとみるべきだろう。ミサイルの発射実験や核実験を行うとの予測もあるが、これにも根拠はない。

コリアタイムズは北朝鮮の脅威を過度にあおっているのは、国民の政府批判、情報機関改革を求める意見をうやむやにしようと政府が考えているためだと指摘。北朝鮮問題において、安全保障問題を利用して国内の政治問題を解決するような時間的余裕は残されていないと批判。政府は冷静に問題を処理し、平和的に解決するべきだと訴えた。(翻訳・編集/KT)

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