Record China 2020年5月26日(火) 10時10分
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25日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の議員の「親日派の墓」に関する発言が物議を醸している。写真は国立顕忠院。
2020年5月25日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の議員の「親日派の墓」に関する発言が物議を醸している。
記事によると、4月の総選挙で当選した与党「共に民主党」のイ・スジン氏は24日に国立ソウル顕忠院を訪問し、「2020年親日・抗日の現場、顕忠院の歴史立て直し」行事に参加した。
この席でイ氏は「歴史を立て直すために親日派の墓を撤去するべき」とし、「昨年までに数回試みたが、関連法案が可決されなかった」「顕忠院に来てみて、親日派の墓地を撤去する法律案も作らなければならないと思った」と述べたという。記事は「つまり、顕忠院に埋葬された親日歴のある人物を強制移葬すべきとの主張だ」と伝えている。
この発言に対し、野党「未来統合党」のチョ・ソンウン議員は「国民の分裂を加速させる前近代的かつ衝撃的な発想」と非難。また「親日派に対する歴史的判断は厳正にすべきだが、ややもすれば反人倫的という批判を受けかねない『墓の撤去』などの問題は、慎重に取り扱うべき」と主張したという。
与党ではこれまで民族問題研究所が発刊した『親日人名辞典』を基準に親日前歴のある国立墓地の埋葬者60人に対し、国家報勲処長または国防部長官に移葬要求権限を与えるという「国立墓地法改正案」を提出したが、第20代国会で論議が行われることはなかった。
これを受け、韓国のネット上では50代を中心に多くのコメントが寄せられている。「国立の墓地に親日派を埋葬することはできない」「美化されて埋葬されてる親日派を掘り返そう」など賛成意見が出る一方で、「何が何でも復讐(ふくしゅう)ばかり考えるのはよくない」「もっと未来を見ようよ」と警鐘を鳴らす声も上がっている。
この他、「また親日!?もういいって」「与党は日本に目を向けさせてばかり。うんざり」「政治家の扇動や操作に騙されてはいけない」など昨今の反日ムードに飽き始めるユーザーも増えてきているようだ。(翻訳・編集/松村)
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