サムスン電子副会長宅前で飲酒、焼き肉=解雇従業員への補償求めデモ

Record China    2020年5月26日(火) 20時50分

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25日、韓国・ニュース1などは、サムスンを解雇された元従業員の被害補償を求める市民団体が、サムスン電子の李在鎔副会長宅の前で飲酒や飲食をして居座り、デモ集会を繰り広げたと報じた。写真はサムスン本社。

2020年5月25日、韓国・ニュース1などは、大手財閥企業のサムスンを解雇された元従業員の被害補償を求める市民団体が、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長宅の前で飲酒や飲食をしながら居座り、デモ集会を繰り広げたと報じた。

記事によると、ソウルのサムスン電子社屋近くの鉄塔に上り、復職を求めて「高所闘争」を行っているキム・ヨンヒさんを支援する市民団体は24日午後、ソウル市内にある李副会長の自宅前でデモ集会を開催。約10人の参加者は、同社の李副会長の自宅前にゴザを敷き、豚の三枚肉「サムギョプサル」を焼いて食べたり、焼酎やビールを飲んだりして「暴食闘争」を繰り広げた。参加者はその様子を撮影してYou Tubeに公開したが、現在は削除されている。

住民からの通報を受けて現場に駆け付けた行政職員は、参加者に「近隣住民から苦情が寄せられている」と訴えたが、参加者は「われわれは申請を出して集会を行っている。それならば令状を持ってこい」などと反発した。

この団体は、今月初めまでは同社の社屋前で通常の集会を開催していたが、最近になって李副会長の自宅前を集会場所とするようになった。

一部から、こうした行為に批判の声が上がっているが、法的に罰することはできず、地元警察も、この集会を把握しながら対応を取っていない。警察関係者は、「集会開催の申請が出されており、法的に止めさせる根拠がない。騒音の度合いが一定以上となった場合には警告する」と話しているという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「参加している本人たちが自己満足しているだけ。国民の賛同は得られない」「集会の申請をしていたら、他人に迷惑がかかるようなことも許されるの?」「主張したいことがあっても、他人に迷惑をかけることはやめてほしい」などと批判の声が上がっている。

また、「騒音もうるさく、交通の妨げにもなっているのに、警察は何もできないの?」「警察は何を臆しているのか」などと、警察に対応を求めるコメントも。

その他、「自宅前でのデモを許可したことがそもそも問題」「公権力は地に落ちた。これでも国か?」といった声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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