米誌、中国の「隠ぺい」論を批判する記事掲載

CRI online    2020年5月27日(水) 17時20分

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米国の一部政治家は、「中国は感染情報を隠ぺいし、ウイルスの世界での流行に責任をとるべきだ」と度々喧伝していることに対して、米国複数のメディアが相次いで記事を掲載し、こうした論点は容認できるものではないことを表明しました。 米誌「ナショナル・インタレスト」は24日に公式サイトで、...

米国の一部政治家は、「中国は感染情報を隠ぺいし、ウイルスの世界での流行に責任をとるべきだ」と度々喧伝していることに対して、米国複数のメディアが相次いで記事を掲載し、こうした論点は容認できるものではないことを表明しました。

米誌「ナショナル・インタレスト」は24日に公式サイトで、「中国の全般的な対応は、大多数の国々よりも効果的である。国内においては、都市間の旅行を禁じ、人々はあまねくマスクをつけるようになったと同時に、効果的な検査と追跡のメカニズムを確立している」と記事を掲載しました。

「ナショナル・インタレスト」公式サイトの報道

この記事は、「米国で感染が深刻になった原因は、州知事や連邦政府、トランプ大統領本人の過失によるものである。トランプ大統領は初期の頃、『感染が封じ込めた』、『感染者は数日内でゼロに近づくだろう』と楽観視していた。その認識が誤ったと証明されたや否や、トランプ氏は中国をスケープゴートに変えようと、責任をなすりつけ続けてきた」と指摘しました。

その上で、「いわゆる『隠ぺい』とは、西側の一部の政治屋や、中国と敵対関係にある国々が自国民に対する自己弁護と、世界において、中国に圧力を加えるための口実に過ぎない」と述べています。

また、米国や欧州の国々は、患者数の過少報告という問題があると指摘した米国のメディアもあります。

米紙「ニューヨークタイムズ」は、「検査の不足で、米国では初期の頃では、新型コロナウイルス感染による肺炎の症例の多くは統計に入れていなかった。死亡した擬似症例の多くは、病因がインフルエンザ感染にされていた」と報道しました。

米誌「エコノミスト」は、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(London School of Hygiene and Tropical Medicine)の研究成果の引用として、英国、イタリア、スペインは約1割の感染者しか報告されていないと伝えました。

「ナショナル・インタレスト」の記事はまた、「中国は初日から、感染が新型コロナウイルスによるもので、健康そうに見える人からも感染の可能性があることを知っている上、すべての症例を特定できると断定する考え方はある意味、皮肉である。中国を世界で最も先進な国よりも更に高い標準で評価しようとしているからだ」と指摘しました。

さらに、「中国が適切に対応していなかったことを政府の怠慢としながらも、欧米諸国で同じことが起きた時は、予見力の不足としか評していない。こうした見方は正確でない上、西側の一部指導者の責任逃れにも利用されている」と指摘しています。(提供/CRI

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