Record China 2020年6月6日(土) 21時20分
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新型コロナウイルスの影響で、現在も閉鎖が続いている中国各地の映画館だが、国家電影局では5日に新たな通達を行い、全国一斉の営業再開が必須であることを示した。
中国では今年、1年で最も映画業界が潤う春節(旧正月)シーズンを新型コロナウイルスが直撃。1月下旬、全国の映画館が一斉に閉鎖され、3月には一部の地域で再開されたものの、中国当局の指導によって再び全面閉鎖されて現在も続いている。
国家電影局は5日、再開に向けての新たな通達を行い、映画館の営業再開については全国で統一された日程が必須であることを示した。この通達を新たな動きと見て、全国の映画館が今月中にも再開されるのではないかと複数の中国メディアが報じている。
このコロナ禍により、国家電影局では今年4月下旬の段階で、今年の映画業界の損失額が300億元(約4520億円)を超える見込みと発表。中国電影家協会のデータによると、サンプリングを行って調査した映画館200社のうち、約4割が倒産リスクを抱えている。このため、夏休み期間に向けての全面解除を望む声が高まっている。
妻夫木聡や長澤まさみら、複数の日本人キャストが豪華共演する「唐人街探案3」(僕はチャイナタウンの名探偵3)は今年1月の春節シーズンに公開予定だったが、コロナ禍で急きょ中止を決定した。制作した映画会社・万達電影(ワンダー・フィルム)の曽茂軍社長が5日、中国メディアの取材に対し、新たな公開時期について、今年の夏休み期間では「すでに間に合わない」とコメント。今後、大規模な集客を見込めるシーズンを目標にしていることを明かしており、近いところでは10月の国慶節シーズン、あるいは丸1年ずれ込み来年の春節に公開される可能性も報じられている。(Mathilda)
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