中国でサッカー選手がまた問題を起こし、大きな注目を集めている。

複数の中国メディアによると、5月17日～6月6日に上海で行われた合宿に参加したU-19（19歳以下）中国代表の6選手が、5月30日夜に合宿所を抜け出して酒を飲んでいたことが発覚した。中国サッカー協会は6日、6選手に対して半年間の出場停止と代表資格取消の処分を下した。なお、中国では18歳から酒の購入が可能になっている。

中国のネットユーザーからは「サッカーは下手なくせに何かと話題になるね」「正しいことは学ばないのに、ろくでもないことはよく心得ている」「こんなことをやってるんじゃ、結果が出せないのも当然だな」「高い給料をもらっておきながらサッカーはお笑い」「中国サッカーが弱いのにはそれなりの理由があるということだ」「もういっそ解散すれば」など、あきれたような声が相次いでいる。

中国ではサッカー選手をめぐる騒動が頻発している。2019年9月に中国代表のGK張鷺（ジャン・ルー）が飲酒運転で4カ月間拘留されたほか、今年4月には同じく中国代表のFW于漢超（ユー・ハンチャオ）が車のナンバーに細工をしたとして罰金と拘留処分が科された。高い給料をもらいながら満足な結果が出せない上、たびたびこうした騒動を起こしていることで、中国では自国選手への風当たりが強まっている。（翻訳・編集/北田）