2014年1月4日、韓国・朝鮮日報によれば、北朝鮮では住民が金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の新年の辞を暗記するように強要されているという。留園網が伝えた。

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北朝鮮では、前年に引き続きテレビ放送で金第1書記が新年の辞を述べた。北朝鮮住民はこの新年の辞を全文暗記しなければならないばかりか、幹部によるテストも受けなくてはならない。そのうえ、内容面でも実践を徹底せねばならず、かなりつらい立場にある。

ある脱北者によれば、北朝鮮において新年の辞を暗記しなくてはならないというプレッシャーはかなりのものだという。ほとんどの住民は1万900字にも及ぶ文章を暗記することは狂気の沙汰だと考えているが、党に背くと大変なことになるため、幹部の命令で暗記せざるを得ない状況だ。

消息筋によれば、住民の間では「暗記は職場ごとに新年の辞の学習活動として行われており、暗記しないと帰宅できない」「新年の辞では生活改善や経済発展が言われたが、実際には何の政策もとられておらず、暗記活動に時間がとられる。負担が増すばかりだ」といった声もささやかれているという。（翻訳・編集/YM）