2020年9月13日、韓国・中央日報は「韓国で自動車の購入時、輸入車より国産車を選ぶ意向を示す人が増えている」と伝えた。

市場調査企業「コンシューマーインサイト」は昨年、新車購入を考えている人を対象に希望するブランドを尋ねる調査を実施した。今年公開された調査結果によると、輸入車の購入を考えている人は全体の22．4％で、前年（31．1％）を下回った。輸入車の数値が下がったのは2016年の調査以来だという。一方、現代自動車の購入を考えている人は41．6％で、前年（33．5％）より8．1ポイント上回った。起亜自動車も21．2％で前年より3．3ポイント上昇した。

また、ニールセンコリアが今年4～6月期に、過去3年間に輸入車から現代自動車「ジェネシス」など国産車に乗り換えた人400人と、今後1年以内に国産車の購入を考えている人300人を対象にアンケートを実施した結果、輸入車から国産車に変えた人は、輸入車の修理費や維持費、中古車価格の下落などに不満を抱いていることが分かった。「数年前まではベンツやBMWが通れば自然に目が向いたものだが、今は珍しくもなく、何とも思わない」など、「輸入車の希少性がなくなり、満足度が落ちた」という意見も出ていたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「斬新なたわごとだな」「ジェネシスが思ったより売れてないんだな。記事を利用した巧妙な広告だ」「（現代に）いくらもらって記事を書いたんだ？」「高級マンションは珍しくなくなったから、かやぶき屋根の家でも建てて住みなよ」「ロレックスやオメガに飽きて国産の腕時計を買うってことか（笑）」「シャネル、ルイ・ヴィトンに飽きて、国産品を買うの？」など、記事に対する批判のコメントが殺到している。

一方で、「貧乏人は絶対に共感できないだろうな（笑）。でも本当のことだよ」「ベンツやBMWに実際に乗ってみると不便なところがあって、ジェネシスに乗り換える人は多いらしい」などの声も上がっている。（翻訳・編集/麻江）