新型コロナの影響で1万3000社消える、困難にあえぐ中国映画界、ネット配信に新たな光も

Record China    2020年6月14日(日) 12時30分

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新型コロナウイルスの影響で、中国では映画・テレビ業界に関わる約1万3000社がすでに倒産・撤退し、昨年1年間に倒産・撤退した数を早くも上回っている。

新型コロナウイルスの影響で、中国では映画・テレビ業界に関わる約1万3000社がすでに倒産・撤退し、昨年1年間に倒産・撤退した数を早くも上回っている。

中国では新型コロナウイルスの影響で、1月下旬の春節(旧正月)シーズンに映画館が全面閉鎖される事態に。その後は一部の地域で再開されたものの、3月27日には国家電影局が再び閉鎖を指示し、現在も続いている。

ニュースサイトの新浪(SINA)によると、映画・テレビ業界に関わる会社のうち、これまでに事業からの撤退あるいは営業許可証を取り消されたのは1万3170社に上る。この数字は、昨年1年間に倒産・撤退した数をすでに上回っている。なお、現在のところ映画館再開は未定だが、このまま閉鎖が10月まで続けば、興行収入は前年同期比で90%ダウンに。ますます多くの会社が倒産・撤退に追い込まれるのは必至となっている。

なお、今年1月に公開予定だった春節映画シーズンの注目作「囧媽」は、上映中止となったのち、大手動画配信サイトに約6億3000万元(約95億円)で版権を販売し、早々とネット配信に切り替えたことが話題に。国家広播電視総局が今年4月に批准したネット配信映画の制作案は、約300作品と前年同月を大幅に上回っている。(Mathilda

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