2020年6月16日、台湾メディアのNOWnewsは、台湾のネット掲示板で「台湾の『質感』はなぜ日本より劣るのか」というテーマの議論が繰り広げられたと報じた。

記事は、台湾のネット掲示板PTTに近ごろ「日本が最もすごいと思うのは『質感』だ。例えば店の装飾、商品の包装、造景などで、小さな食べ物屋でも装飾や食器、食べ物に対する細かい部分のこだわりが見られる。一方、台湾の食べ物屋の中は白壁に囲まれ、テーブルは油まみれ、お盆も薄汚い。どうして台湾の質感は、日本に比べてはるかに劣っているのだろうか」との疑問が書き込まれたと伝えた。

そして、この疑問に多くのネットユーザーが議論を繰り広げ「台湾人のモラルが低いから。道の清潔さを見れば分かる」「日本人の細部へのこだわりは想像以上」「日本人は体面を非常に重んじる民族だから。台湾はあまりその辺は気にしない」「お金の問題かな。収入の差が大きいから。あとは、心構えの問題」「日本は社会全体がそのような雰囲気だから」といった回答を寄せたとしている。

一方で、「台湾にだって店の装飾にこだわった店はある」「君はいったいどこに住んでいるのか。台北にはクオリティーの高い店がいっぱいあるぞ。東京に絶対負けない。東京だって、全ての通りや全部の店が清潔で優雅なわけではない」という反論も見られたほか、「台湾はこういう汚さを受容できるから、みんなストレスなく気楽に過ごせる」との意見もあったと伝えた。（翻訳・編集/川尻）