人民網日本語版 2020年6月19日(金) 12時10分
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先週から放送が始まった中国のバラエティ番組「乗風破浪的姐姐」はネット上の話題をさらい、今年の夏、最も人気を集める番組になることだろう。
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先週から放送が始まった中国のバラエティ番組「乗風破浪的姐姐」はネット上の話題をさらい、今年の夏、最も人気を集める番組になることだろう。第1回目の放送に出演した30人の「大人の女性」たちが見せた意外な一面は、年齢による偏見や「女性スター」に対する固定観念を打ち破り、30歳以上の成熟した女性の様々な魅力を感じさせてくれている。斎魯晩報が報じた。
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芸能人という「仮面」を外し、リアルな姿を露わにした女性芸能人30人
「乗風破浪的姐姐」の人気の秘密はそのリアリティにあり、その本音にある。番組の中で彼女たちは芸能人という人々が抱くパーフェクトなイメージを打破し、女性スターたちのリアルな一面を露わにしている。もともとすでに多くのファンを抱えている人気女性芸能人30人が出演し、コンテストで競い合うというこのバラエティ番組では、そのプロフェッショナルな歌唱力やダンス以上に、彼女たち30人の個性がより注目されている。
女優のニン・ジン(寧静)は、白いドレスに水晶の王冠をかぶって登場。名言を連発し、インタビューでは、「自分は一流だとずっと思っているわ」、「私は女優、しかもトップクラスの女優よ」などと自画自賛。さらには自分はまるでコンテストの参加者ではないかのように、ステージ上の他の出演者に対して、「きれいだね」、「歌上手だね」など、「観客目線」で評価していた。
女優のキティ・チャン(張雨綺)と言えば、セクシーながら女王気取りの短気な性格で、「きれいだけど、きつい女性」というイメージを抱いている人が多いだろう。しかし、「乗風破浪的姐姐」を見ると、天然でかわいい一面があることに気付く。審査員の評価では、「定義しにくい」、「あまりよくない」を意味する「Xレベル」と評価されたにもかかわらず、最高の評価を受けたと勘違い。喜びのあまり踊りだし、まるで子供のようなさっぱりとした性格が多くの人の心を捉え、たくさんのファンをゲットした。
番組を通じて明らかになっていく女性たちの隠されたたくさんの魅力
デビューして10年以上になる女優のレジーナ・ワン(万茜)は演技派というイメージで知られているが、「乗風破浪的姐姐」を通して、その幅広い交友関係が知られることとなった。12日の初回放送前に同番組が万茜が出演することを発表すると、実力派俳優のスン・ホンレイ(孫紅雷)やグオ・ジンフェイ(郭京飛)、レイ・ジャーイン(雷佳音)、さらに、人気歌手のレイ(張芸興、チャン・イーシン)、レオ・ロー(羅雲熙)、マー・ティエンユー(馬天宇)、映画監督のシュウ・チェン(徐■、■は山へんに争)、ラオ・シャオチー(饒暁志)、作家界、ファッション界の大御所など、超豪華メンバーから応援のメッセージが寄せられた。そして、番組の中でもレジーナ・ワンは特に目立ったリアクションをしなくても、姉御的存在のニン・ジンからは、「あなたの演技を見たことがあるけど、あなたのルックスは別次元」と大絶賛され、女優のホアン・シェンイー(黄聖依)からも「大好き」と告白され、女優のジン・シャー(金莎)に至っては「夢中になっちゃいそう」とハグされるなど、多くの出演者の人気を集めている。
女優のラン・インイン(藍盈瑩)は、同番組で「Don’t Bother Me」を歌った。ピアノの独奏から始まり、その後、プロの歌手顔負けの歌唱力を披露して、熱唱。歌ってよし、踊ってよしの見事なパフォーマンスを披露して、最終的に91ポイントを獲得して1位に輝いた。そのパフォーマンスを目にした人は、彼女が女優であることを忘れてしまうほどの素晴らしさだった。その、ストイックな努力と、素晴らしパフォーマンスから、彼女こそウルフスピリッツを抱くユースリティプレイヤーであることが分かり、彼女は生活をフルに楽しみ、さらにレベルアップできるよう果敢に努力し、まさに自分らしく生きていることが見て取れる。
39歳の歌手ユミコ・チェン(鄭希怡)は、ステージに上がれば、クールでさっそうとした美しさを備えた90年代の香港地区のスターのオーラを存分に醸し出している。しかしその一方でステージを降りると口数は少なく、もの静かで、その大きなギャップに、多くの人が魅了されていた。また、出演した女性芸能人30人の中で、コンテストを勝ち抜いてきた経験を持つワン・フェイフェイ(王霏霏)は、自分の実力は「Aランク」と自評し、ステージ上でも、パーフェクトな歌とダンスの圧巻のパフォーマンスを披露した。高い実力を誇り、落ち着いて威厳があるそんな大人の女性に誰もが魅了されている。
視聴者はこの番組を通じて、年齢は決して女性が成長していく上での足かせにはならないと感じることができるだろう。実際、出演者の一人である万茜は「今は私の黄金時代」と断言し、クリスティ・チョン(鍾麗[糸是])も、「50歳だけど、心は20歳。どの年齢にも、その時その時の魅力がある」と語った。伊能静は、同番組収録の日、微博(ウェイボー)で、「何年も主婦の生活を送っていたから、自分が誰なのか忘れてしまいそう。だから番組に出演することは自分を解放させるため」と綴った。
この番組が注目されるまで、年齢というものは女性、特に女性芸能人にとって、タブーの話題であったが、「乗風破浪的姐姐」は、視聴者にそんな女性芸能人たちの素敵な歳の重ね方を見せてくれる。同番組に出演した女性芸能人たちは、人生のスランプもバッシングも経験し、非難され、離婚してシングルマザーになっている芸能人もいる。それでも、皆美しさを保ち、明るく楽しく人生を送っている。30歳でも、40歳でも、50歳でも、笑顔で、自信にあふれ、キラキラと輝いている。そんな彼女たちを目にした多くのネットユーザーからは、「年を取るのはそんなに怖くなくなった」というコメントが寄せられている。(編集KN)
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