Record China 2020年6月28日(日) 8時20分
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20日、中国メディアの聚富財経は、ベトナムが新たな世界の食糧庫、そして世界の工場となった背後には、中国の功績があるとする記事を掲載した。写真はホーチミン。
2020年6月20日、中国メディアの聚富財経は、ベトナムが新たな世界の食糧庫、そして世界の工場となった背後には、中国の功績があるとする記事を掲載した。
記事はまず、中国は世界の工場として長年にわたり米国や日本など世界各国へ製品を提供してきたが、最近では中国から外資が撤退し始めており、多くの工場が東南アジア諸国へ移転する中、ベトナムは最も人気が高いとした。
その理由について、「ベトナムは地理的条件が良く、生産年齢人口の比率が高く、労働コストが低いため」多くの企業を引き寄せていると分析。特に労働コストは中国の10年前よりも低いため、ユニクロやサムスンなどの大企業が中国からベトナムへ移転したと指摘した。
一方で、こうした外資のベトナムへの移転の背後に「中国の功績」が関係していると主張。ベトナムは今よりもっと労働コストの低かった時は今ほど外資を引き寄せることはできなかったが、それは「製造レベルが低く、原材料の供給が難しく、生産効率が低いため、企業の要求を満たすことができなかったため」と分析した。
記事は、「近年、中国はベトナムに対して少なくない技術サポートを提供したため、ベトナムの生産レベルが大きく向上した」と紹介。また、ベトナムでの生産に使用している原材料もその多くが中国から来たものであるとし、「ベトナムの製造業の発展は中国の援助のおかげだ」と論じた。
さらに、製造業だけでなく食料の分野でも中国はベトナムの発展に大きく寄与したと紹介。ベトナムは以前、農業の発展が遅れており、機械化や塗業科学技術が遅れていたため農産物の生産量は高くはなく、むしろ不足していたほどだったとした。
しかし、中国からハイブリッド米技術を導入して以降、ベトナムでは生産量が急増した。もともと人口がそれほど多くないベトナムでは、ほどなく農産物を海外へ販売するようになり、今では「世界の食糧庫」と呼ばれるようになったと伝えた。(翻訳・編集/山中)
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