2014年1月9日、網易体育によると、日本のサッカー選手・本田圭佑がACミランに加入し、10番のユニホームを着ることになった。アジアの選手にとって歴史的な出来事である。

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サッカーにおいて10番は、一般的に非常に高い技術やパスの視野、正確なフリーキック、個人の突破の能力を持つ者が背負う。ACミランでも10番は優雅で華やかなイメージがある。かつてサビチェビッチやボバン、ルイコスタ、セードルフなどが背負ったが、ブラジルの2人の天才、リバウドとカカも付けなかった番号だ。

ガッリアーニ副会長によると、10番は本田が要望したという。本田にとっても10番は特別な番号で、日本代表でもたびたび10番を希望する発言をしている。南アフリカワールドカップ（W杯）では中村俊輔が10番を背負ったが、その10番は香川真司に受け継がれた。しかし、香川はドルトムントでは23番、マンチェスター・ユナイテッドでは26番を付けている。セリエAではかつて、中村俊輔がレッジーナで、中田英寿がパルマで10番を付けたことがある。本田はACミランの伝統的な10番を手にしたことで、格の上では一気に同僚や先輩たちを超えた。

背番号にはそれぞれ人によって特別な感情があるが、10番は特別だ。ペレ、マラドーナ、プラティニ、マテウス、バッジオ、ジダン、メッシ…。10番を付けた選手はサッカー史を彩ってきた。本田が小学生のころに書いた作文の「10番をもらう」という夢は達せられた。一歩を踏み出したこの日本人選手には、尽きることのない挑戦とチャンスが待っている。（翻訳・編集/北田）