Record China 2014年1月10日(金) 22時10分
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7日、香港紙は、中国は日本への対抗策として、国際世論戦略で安倍首相の急所を狙うべきだと指摘した。写真はハリー・ポッター。
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2014年1月7日、香港紙・明報は「ヴォルデモート卿まで持ち出し戦う日本と中国、両国の国際世論戦略は肉弾戦」と題した記事を掲載した。8日付で中国・参考消息網が伝えた。
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最近の日中両国の国際世論合戦は、「殴られたら蹴り返す」という肉弾戦のようだ。劉暁明(リウ・シャオミン)・駐英中国大使と林景一・駐英日本大使が日中外交論争で、共に人気小説「ハリー・ポッター」の悪役「ヴォルデモート卿」を例えに使用したのは、英国人にとって最もインパクトのある言葉を使用して、英国人の支持を得るのが狙いだ。だが、英国や欧米諸国は「民主対専制」といった二元対立の意識形態が根底にあるため、日本政府が中国の軍事脅威論を適当に振りかざせば、すぐになびいてしまう。
中国は国際世論戦で日本に大きく負けており、早急に手を打つ必要がある。清華大学国際戦略発展研究所の楚樹龍(チュウ・シュウロン)所長は、「アジアにおいても世界においても、日本は作り話が非常にうまい国だ。われわれがその作り話を1つ1つ論破していけば、日本は反撃できなくなる。中国が日本を語るときは、いつでも歴史を持ち出すべきだ。なぜなら、それが日本にとって永遠の弱みだからだ。そして、いつまでも日本とドイツを比較し、ドイツがヒトラーを参拝できるのかと問い続けるのだ」と主張した。
一般の英国人が靖国神社参拝問題を理解するのは難しい。だが、劉大使が靖国神社をヴォルデモート卿の「分霊箱」に例えたことで、英国や欧米諸国の人々の理解が容易になった。この状況に焦りを感じた林大使も、慌ててヴォルデモート卿を使い反論している。このように中国が国際世論を味方につける戦略を取り続ければ、いつか必ず安倍首相の急所に命中するはずだ。(翻訳・編集/本郷)
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