Record China 2021年3月14日(日) 15時0分
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2月10日に韓国・慶尚北道亀尾市のマンションで遺体で発見された3歳の女児の実母が、DNA鑑定の結果、祖母とされていた40代の女性であることが分かり、波紋を呼んでいる。写真は韓国。
韓国で2月10日に遺体で発見された3歳の女児の実母が、祖母とされていた40代の女性であることが分かり、波紋を呼んでいる。警察はDNA鑑定の結果を基に実母を特定したが、本人は「産んでいない」と否認しているという。3月12日、韓国・中央日報が報じた。
2月10日、慶尚北道亀尾市のマンションで、室内に放置されたまま死亡した女児の遺体が発見され、警察は女児の母親(20代)を殺人容疑で逮捕した。しかし今回の鑑定により、この女性は女児の母親ではなく姉にあたることが判明。警察は40代の実母を「未成年者略取」(自身の産んだ子どもと娘の子どもをすり替えた)の疑いで逮捕したという。
この“意外な”展開に対し、韓国内ではさまざまな疑問が浮上している。
まず「実父は誰か」という問題である。20代女性が実母と報じられていた時は、2020年に離婚した女性の元夫が父親だと考えられていた。女児を放置して死なせた理由について、女性も「元夫の子だから見たくなかった」と供述したとされる。しかし鑑定の結果、この元夫も実父ではないことが判明したため、警察は40代女性の周囲の男性を対象に検査を進めているという。
祖母とされていた女性が「産んでいない」と否定する中、DNA鑑定の結果が間違っている可能性も疑われているが、捜査当局や専門家は「鑑定結果に誤りが生じることはほぼあり得ない」と断言しているという。しかし警察の推測どおり、40代女性が同時期に出産した娘の子どもと女児をすり替えたとすれば、娘に知られずどのような方法で犯行を行ったのか疑問が残る。警察によると、40代女性の夫も妻の妊娠・出産の事実に気付いておらず、娘の20代女性とその元夫も、死亡した女児は実の子どもだと信じていたという。
そしてその場合、20代の娘が産んだ子どもがどこへ消えたのかも問題となる。警察は行方の捜査に全力を尽くしているという。
この報道に対し韓国のネット上では、「韓国語なのに全く状況が理解できない」「小説家も想像できないような事件が起きてるな」「ドラマの脚本家たちは反省すべき」「記事を読んでも『あり得ない』としか言いようがない」「どんな事実であれ、女児を死なせた罪は20代女性にあるよね」「祖母が40代ということにまず驚き」「スリラーとして映画化すればヒットしそう」など、混乱の声があふれている。(翻訳・編集/丸山)
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