日印が軍事協力強化も「インドの外交課題における重要性は米国・中国に遠く及ばない」―香港メディア

Record China    2014年1月14日(火) 7時10分

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12日、香港・中評社は、日本とインドが軍事協力を強化していることについて、「アジア太平洋地域の戦略的局面に大きな影響を及ぼすことになるが、インドの外交課題を考えれば、その重要性は米国・中国に遠く及ばない」と分析した。写真はインド大統領府。

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2014年1月12日、香港・中評社は、日本の安倍晋三首相が今月下旬に予定しているインド訪問について、「日本の首相で初めて共和国記念日の主賓に選ばれた。このことは両国の関係強化を示すシグナルだ」とするインドメディアの報道を引用した上で、「アジア太平洋地域の戦略的局面に大きな影響を及ぼすことになるが、インドの外交課題を考えれば、日本との関係は米国や中国ほど重要ではない」と分析した。環球時報が伝えた。

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報道では、2000年当時は経済分野に限られていた日本とインドの協力関係が、09年と10年に行われたインド沿岸警備隊と日本海上保安庁の対話や合同海上パトロール、マラッカ海峡一帯の海賊取り締まりなどを皮切りとして、安全保障や軍事分野にまで拡大してきていると指摘。

その一方で、「インドが日本との関係強化に積極的に応えているとしても、インドの外交課題を考えれば、米国や中国の重要性が日本をはるかに上回っている」と指摘した上で、「米国とはより緊密な関係を、中国とは安定した関係を発展させることが、インドの外交政策の核心だ」と述べた。

報道ではまた、中国の李克強(リー・カーチアン)首相が昨年5月に訪印したことについて、「中国はインドとの外交を優先していることを示すもので、インドにとっては積極的なシグナルだ。インドは強大な隣国である中国と平和的に付き合うしかない」とした上で、「反中国陣営に加われば、インドの安全環境には不安定な要素が加えられ、インドの順調な台頭に少しの益もない」とまとめた。(翻訳・編集/NY)

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