元紅衛兵で中国建国功労者の娘、文革時の行いを謝罪―英メディア

Record China    2014年1月14日(火) 11時22分

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12日、中国建国功労者の娘で、紅衛兵の中心的立場で活動していた宋彬彬さんが文化大革命当時の自身の行為について公に謝罪した。文化大革命を振り返る動きが中国で強まっている。

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2014年1月13日、英BBC(中国語サイト)によると、中華人民共和国建国の功労者で八大元老の一人に数えられる宋任窮(ソン・レンチオン)氏の娘である宋彬彬(ソン・ビンビン)さんが12日、文化大革命で迫害された教員や生徒たちに向けて正式な謝罪を表明した。彬彬さんは当時、北京師範大学附属高校に在籍し、紅衛兵の中心的立場で活動しており、迫害された副校長が亡くなっている。

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同じく建国の功労者で軍事・外交の重要人物だった陳毅(チェン・イー)元帥の息子の陳小魯(チェン・シャオルー)さんも先日謝罪の言葉を公表するなど、当時の自身の振る舞いを念頭に置いて文化大革命を振り返る動きが中国で強まっている。

彬彬さんは12日に開かれた北京師範大学附属高校の同窓会に出席した際、迫害された教員やクラスメートに以前からずっと謝罪したかったと語った。同校では1966年6月2日に彬彬さんが張り出した「大字報」(壁新聞)から校内で紅衛兵の活動が本格的にスタートし、その結果、多くの教員が暴力的な環境に置かれたという。彬彬さんはこの謝罪をきっかけに多くの人が当時のことを振り返り、反省する機会を得てほしいと話している。

文化大革命では多くの教育機関で「反革命的」とされた教員や学生が迫害され、1966年の8〜9月の40日余りの間に北京だけでも1700人余りが殺害された。(翻訳・編集/岡田)

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